質問フォーム(マシュマロ)に頂いた質問なのですが…さすがにアイデアまでは
自力で何とかできませんか?というオチを付けざるを得ませんでした。
誰かに教わってやるのは
ツールの使い方までで、最終的に
どんな島にしたいかは
プレイヤー自身で決めた方が良いと思うんです。

私はプレイヤーさんの意思や自由まで奪いたくないので、決めつけ論調で「こういう島にすべき」みたいなアドバイスはしないでいます。
やらされ感が出て追々つまらなくなる可能性もあります。それではお互いアドバイスの意味がありません。
今回は、島クリエイターが解禁されて、とりあえず更地にしたけど
「どこから手を付けていいのか分からない」とか
「アイデアが浮かばない」という方に向けて、開拓の方向性における
発想の一助になれば幸いです。
ここに記述しているのは、私なりの解釈に基づくものであり、絶対的な方法ではありません。あくまで参考程度にご覧ください。基本的に
ソロ(一人)プレイ前提で記述している事が多いです。
尚、1台のスイッチで1つの島を共有している場合は、島クリエイターする人が「こういう方針に作り替えたいけど、どうか?」と、共有しているプレイヤーに相談しておくのが良いと思います。
アイデアは十人十色でいい
他のクラフト系や箱庭系のゲームも同じ事が言えますけども、あつ森もまた
100人のプレイヤーがいれば、100通り以上の島ができ上がると言っても過言ではありません。
殆ど未開拓のまま橋や坂だけかけて進める人もいれば、島の全域を完全に更地にしてから、大胆な加工したいという人もいるでしょう。そこもプレイヤーの自由です。
他のプレイヤーさんや配信者さんも、似たようなことを仰る方がいると思いますが、このゲームは突き詰めれば突き詰めるほど
「そこにあるアイテムとツールの中で、いかに狙っていた雰囲気を作れるか、それが伝わるか」とか
「映えるスクショが撮れるか」という方向に集束する傾向があります。
見せかけの技術…みたいな?

私は、前作とび森では、マイデザを多用して地面や家具にもベタベタ貼りまくって、フェイクの世界をさらにフェイクして満足していましたが、今作のあつ森では、
島クリエイター+リメイク>マイデザインの比重にして、できるだけその場で調達できたモノを使う…これが私個人の方針です。
極論を言えばマイデザインを一切使わなくても遊べます。
誰かのやり方に合わせる必要も無いので、今作は
(二次創作エリア以外は)概ねリメイカー()です。
マイデザインはネット上を探せば配布している事も… 逆に、ツイッター上などを見ていくと、デザインが上手な方の中には「再配布や自作発言はNGですが、マイデザイン配布していますのでご利用ください」と、マイデザインショーケースのDLコードの画像を貼っている方も大勢います。
(要オンライン加入) 今すぐ自分で描けなくても、立派な素材が描けなくても、自分の
作りたいイメージに近いマイデザインを探して、そこから拝借して、自分の島で使うというのもアリなんです。その代わり、正しく利用しましょうね。
小さい規模からやってみる
キッカケは何でもいいと思いますが、開幕から大計画をすると…短調作業や調達ばかりになって、しまいには
飽きて頓挫しやすいです。
凝り過ぎも同様で、正直なところ
8割くらい完成したら次!くらいで丁度いいです。別の地点を開拓した後で、もっと良いアイデアが出るかもしれません。
最初は練習だと思って、住民どうぶつの家の周辺を装飾したり、それと同じくらいの土地で「お試し感覚で」作ってみましょう。
アイデアは、ふと目に付いた地形から、たまたま入手した家具から、作れるようになったDIYレシピから…そこから
派生させていくのが早いです。

DIYレシピで「
ろてんぶろ」が作れるようになり、タケノコや竹の入手で
竹のアイテムが作れるようになれば、おのずと「和風の空間ができそう」という発想から生まれた小規模の「庭園」です。
この土地は博物館があった地点で、広場の真横で、オープンな風呂を置くにはイマイチ適さない景観です。ですので、あえて
風呂場として作らない事で「池」扱いにして、観賞用の土地として作りました。

こちらの「ひのきぶろ」を並べた場所は、公衆浴場のような
風呂場として作った地点ですので、塀で囲んで間仕切りも多めに施工しました。
出入り口付近には、タオルを入れたバスケットを置き、小型冷蔵庫
(実際に着替えられる)を配置してあります。
あとは第三者に見せる場合には「和風な雰囲気を狙った
池のあるミニ庭園です」とか「ひのきぶろを複数ゲットしたので公衆浴場を作りました」等と、ひとこと状況説明(キャプション)を添えれば完璧です。
こんな感じに、あつ森の家具・アイテムは
本来の役割ではない用途に用いても自由です。
既成概念を崩したオリジナリティもまた、評価される世界です。
島を全部更地にした場合は… まずは区画整理で、住民の
住居や施設の位置を決める→
島の動線を決める(メインストリート+住民宅への道+つねきちが到着する浜辺は往来しやすいように意識する)→
高低差の起伏を付ける(坂の位置も決める)→
河川を整備する(橋をかける)→最後に
花や家具で装飾する…が、最も単純で基本的な順番です。
なお、段差(崖)の背面は死角になりやすいので、高低差や起伏を付けるなら島の北部(マップの上側)を中心にした方が作業しやすいです。体感的に。
失敗してもいいので、できそうだと思ったことは何でもやってみましょう。失敗も糧になります。
収集や花の交配をしよう
あつ森は
島クリエイターという地形を組み替えるシステムが目玉でもありますが、本来の趣旨は
スローライフです。
ゆっくり長くプレイできるように…という趣旨からか、家具やレシピの数も多ければ、季節のイベントも初年度は順次解禁となっています。
アイデアが浮かばない時は、まずはムシ、サカナ、化石、美術品などを集めて、
博物館のフルコンプを目指しましょう。サカナは水槽に、ムシは虫カゴに、化石や美術品も飾れる…仕様を知って、そこから派生させることもできます。
また、完成した博物館はやりこみの証ですので、プレイヤー間でも収集をがんばった結果と評価されます。余った化石や魚は売却して資金に回せます。

美術品は寄贈できない
公式のニセモノ()も多いので、あえてニセモノ美術品だけを集めた
フェイクギャラリーなどの構想もアリでしょう。
次いでファッションアイテム、家具、DIYレシピも集め、作れるアイテムも増やしましょう。
飾れるアイテムが増える→
マイホームのインテリア向上→
増築が必要なので資金集め…と、
目標もできますし、これもやって損はありません。
島の評価は★2でも、インテリアは
10万ポイント超えのランクSだって恥ではありません。いつかの私もそうでしたw

余力があれば
花の交配もオススメです。花を育てる場合は、必然と「花壇を作る」とか「飾る場所を作る」という作業が追々セットになってきます。
増やしすぎると除去する手間は発生しますが、そうなったとしても大きくマイナス評価がされるわけではありません。
交配して花が増えると
そろそろ花壇を作りたい→
散らかってるから置きっぱなしの家具やカブは片付けよう→
置きっぱなしだった家具を飾って、その周りに花を植えてみよう…こんな感じでアイデアが派生するかもしれません。
私も私で、最初は
日課なだけだった花の水やり(交配)も、小さなアイデアから次第に「
全色ならべてみるかw」という
目標が生まれ、見栄えのする地点を作るまでに至りました。
・花を育てて、虹色の花畑を作ろう!

最近は金のバラを増やして、離れの中州に
成金ガーデン()を作ってみたり
(まだマイホームのローン払い終わってないんでs…)
住民どうぶつから考えていく
アイデアが浮かばない場合は、そこにいる
住民の傾向に合わせた環境にしてみる…というのもアリです。
一例として… キャラクターの見た目が、歩くショートケーキのようなパティちゃん。初期の服では「コックさんのふく」を着ているせいで、洋菓子店のパティシエのような雰囲気がありました。

この子からイメージできるのはケーキ屋さんやカフェなど飲食店のイメージです。赤と白の花を多めにして、
スイーツ風な雰囲気の空間を考えるのもアリでしょう。島全体が1つのカフェテラスでも素敵かもしれません。
ワイルドなまるたのベンチも、リメイクしたり、床面に大きなお皿を模したマイデザインを敷いて、配置で見方を変えれば、クリスマスケーキの「ブッシュドノエル」にも見えなくはありません。

マイホームの外装も
ピンク+ホワイトを多用すると、甘々スイーツな外見にできます。ファンシーグッズのようなメルヘンテイストにしたり、ロリータ系ファッションの雰囲気にも派生しても良いと思います。
道路の端々にはテーブルやチェアを配置して、ヨーロッパにありそうなオープンカフェを作るのもよいでしょう。
今作もコーヒーにまつわるアイテムも多いので、オープンカフェ系のイメージは失敗しにくいと思います。

私はマイホームを喫茶店として設定しているのですが、すぐ傍に屋台(柄はリメイク)を置いて、バースデーケーキなどを並べてみました。すると…
昨今のリアルな社会情勢も相まって、
お店はまだ営業再開できないけど、昼間は店頭販売で、夜間は土木工事(島クリエイター)で頑張ってる店長さん…にも見えてしまいました。
うちの子も頑張っているのでしょう。
(「はは」の目で見守る) こんな感じに社会情勢や時事ネタを踏まえるのもアリだとは思います。ただし、リアルのネタはデリケートな部分もあるので、特定の人物や団体への冷やかし・煽り文句のようなキャプションはやめた方が良いです。
序盤のシナリオ経由で引っ越してくる最初の2人は質素なインテリアで無個性でしたが、シナリオ終盤から誘致する住民どうぶつは、室内も見た目も個性が強く出てきます。

マスカラスくんもその一人で、本人の容姿もインテリアも「プロレス」一色です。家具にも「あかコーナー」など、プロレスやボクシング風のリングを作れるものがあります。
そして何故か、トレーニング機材の家具(ランニングマシンやサンドバッグなど)も多いので、
スポーツ系の島を作るのも良いかもしれません。

赤コーナーと青コーナーを1つずつ、ニュートラル(白)のコーナー2つを向きを意識して組み合わせれば、こんな感じに屋外リングも可能です。
家具としての
扱いはダブルベッドなので
上に立つことはできませんが、寝転がる事はできます。
周囲にはそれっぽいトレーニングアイテムを並べただけという、
家具が主体のお手軽な施工例です。
慣れてきたら、スポーツ系施設を増やし、島全体をアスレチック風(SASUKEみたいな屋外コース)にして、フレンドと遊べるコースを作るのも面白いかもしれません。
相撲協会公式も、あつ森に参戦してきました! まさかのコラボが実現するとは…気になる方は配布期間中にチェックを!
同アカウントには遊び方も掲載されていました。マイデザ等も含め、配置の仕方によっては「フレンドと一緒に遊べる」など、競技性を含んだものもできる可能性があります。面白いですね。
最近の住民ガチャで来てくれた、ギンカクくんの家…引っ越してきた直後から「牢屋のかべ」でインパクトが強く、中世西洋のファンタジーRPGの世界にある
監守の部屋のような雰囲気があります。

彼にフォーカスするなら「洋風のさく」や、美術品にある「彫像」などを集めておいて、花はバラをメインに生垣で囲って、サイロを尖塔に見立てたお城風の景観を作り、ギンカクくんは衛兵という役にもできますね。
島は、周囲を崖と柵で囲った
城塞都市風な島もアリかもしれません。西洋にある実在する宮殿や庭園などをモチーフにしても良いでしょうし、昔のドラクエやFFといったRPGなども参考にできます。
小さな島でも、イメージだけは壮大な
脳内設定を付けた開拓も楽しいと思いますよ。計画するだけならタダです。ええ。
「推し」の住民がいる場合は、
推し住民を軸とした島にしていくのも良いと思います。推しを偉いキャラに見立てて一等地に移動させて、豪華な装飾の庭を付けたり、マイホームの隣にしたり。
それ以外はいつでも引越しOKの住宅街。こんな感じにちょっとした
格差をつける方針も、1つの遊び方だと思います。
私の島では、病弱な王子様が「療養に来ている」という設定でいいかしら? 車イスなどの家具もある、老年齢層と思しき住民キャラもいるので…ここから連想して、マイホームを開業医(病院)風にするのも良さそうです。
アーチ橋ではない平坦なタイプの橋、坂も階段ではなくスロープタイプに統一した、
バリアフリーな島などの構想も面白いかもしれません。
住民どうぶつの家もエクステリアとして入れる案 あとは、住民キャラの住む
家のエクステリアを軸に厳選していくのも面白いと思います。和風の家の集まりなら、より
和風の島にできます。
和風の家とは、屋根は藁ぶき・板ぶき・瓦、壁は土・木材・竹などを用いて、全体的に四角形を組み合わせ構造を持つ家で、日本の時代劇や昔話に出て来そうな建築様式の事です。
上のスクショは参考まで。私の島にいる
ちとせちゃん宅がまさに「和風」の趣です。内装も同じく和風で、床材が畳だったり
和のアイテムを中心に採用されていました。
ジュンくんやビアンカさんのお家に見る「白亜なイメージ」のお家を持つ住民を集めて、白い花や白い家具で装飾した、ひたすら
上品な北欧ガーデン風の島もアリでしょう。

その右隣りのアンデスさんの家は
ログハウスなので、針葉樹をふんだんに使った区画を作ってそこに配置して、あとは島全体が中央が高いマヤのピラミッドのような地形にして…手付かずの自然が残る
秘境の島にしていくのも面白そう。探検服にも合います。
あとは、デフォルトで学生服を着ていたり、先生風のキャラもいますので、島全体が
どうぶつの学校というのも面白そうです。学生さんならイメージしやすいネタだと思います。
オフィス風の部屋を持っているキャラなら、
タヌキ開発の無人島支社として都会風に仕立てていくのも一案です。

1ごう、2ごうなどの
ヒーロー風の住民を集めて、
戦隊ヒーローの秘密基地も楽しそうです。住民代表は戦隊の司令官!?
逆に、サングラスや黒スーツや黒レザーの服がデフォルトで、性格はコワイ系、アネキ系、キザ系を集め、ちょっと人相が悪いタイプ()の住民を集めた
ヴィランの島にして、景観もダークやホラー系にまとめていくのも面白いと思います。
昼間は明るく元気な住民代表、しかし夜になると島は裏組織の顔になり、彼は闇世界の総帥となる…とか、ストーリーまで妄想しちゃいましたw
ゲームの中だからこそ、傍目にはアイタタな
中二病だっていい。芸術も個性も爆発でいいんです。堂々と楽しく遊びましょう。
二次創作やパロディから考えていく
ひとまず住民はモブでいい、それよりも自分(島民やサブ島民)を主観にした島にしたい。既存のアニメやゲーム風な島にしたい…という方もいると思います。
二次創作的な場合は、マイデザインを用いた方がよりリアルになるので、ここでは頼らざるを得ない点は否めませんが…私も好きな作品をリスペクトした景観を(局地的な範囲で)作ってきました。
最近になってまた少し改修しましたが…現時点の景観は以下の通りです。コンパクト化したり、色を付けたり、シリーズ(3作目)を意識したオブジェを足しました。

モンスターボール風の庭園(ポケモン)

テトリミノな立体迷路(テトリス)

ジパング風の浮き島(ドラクエ3)
こういう感じに、
雰囲気だけを模したものもできますし、島全体もマイデザで、コスプレをして、その世界にある街並みまでできるだけ再現したい!という計画もアリでしょう。
計画が大きな規模になりそうな場合は、まず何が代用できるのか、家具やDIYレシピを吟味・模索するところから、計画的に始めなくてはなりませんが、完成した時の達成感は大きいと思います。
動画サイト等でみかけるプレイヤーさんの中には、マイデザインを駆使して、映画の世界さながらの空間を作った人も大勢いますので、それらを見て参考にするのも良いと思いますよ。
中には前作(3DS)の
とび森をプレイ済みのプレイヤーさんが、あつ森の島で「自分の村」を再現して住民厳選までしている人もいました。
どこをどう拘るか…そういうポイントも自由でよいと思います。
今回はここまで。 進行ペースは人それぞれ。せっかちで早い人もいれば、時間が無くて遅い人もいます。時間はあるけど違うゲームで忙しいからマイペースという人もいます。
今すぐ良いアイデアが浮かばなくても何も問題ないです。アイデアが浮かばない時はずっと
準備期間でもいいんです。
今作は特に
ありきたり・未開拓・未完成の島でさえ、1つの個性ですので問題ナシ。そもそも「こうしなきゃいけない」という100%の正解なんてありません。
ただし、理由も無く頭ごなしに誰かの島や方針、作業の遅さを否定するのはダメです。そこはマナーとして気を付けましょう。自分が気に入らなくても、その人には楽しい島なんです。押し付けてはいけません。
もはや募金じゃねえ、フッ…代表は辛いねえw むしろ、一通り手を付けていくと、橋や坂も
見かけの良いものにしたいと欲が出てくる事もあり、撤去して改装するにも
資金が必要になります。
序盤の
シナリオ進行中から島クリエイター解禁までの間は構想だけあたためておき、コツコツとできる事(博物館コンプ、家具集め、花の交配)+資金調達(ローン返済やマイホーム増築)をしておくだけで充分です。
住民の厳選なども考慮している方は、序盤のうちからマイルを多めに貯めておくなど、同時進行しておくと良いでしょう。
最初の
島の地形を活かすか否かも含め、白い紙の上に「こういう風にしたいな」と思いついたアイデアは、忘れないうちにメモしておくのも良いと思います。そこからアイデアを派生させていけますよ。
また、参考にできそうなネタ、取り入れたいアイデアは日常生活の中にも多々あると思います。リアルでも見聞を広め、思考の引き出しを増やしておくのも良いと思います。
私はマイホームを喫茶店などに改装した時、惣菜系バイトの(食品を扱う現場にいた)経験も活かせました。ちょびっとリアルにできますよ。
私の島は和風も洋風もパロディも、いいとこ取りしただけです。あと猛禽。 推し住民のために美麗な島にしたい、ひたすらネタに走ってウケを狙いたい…そこも
人それぞれです。それくらい懐は広く、奥が深いゲームです。
最大のコツ(?)として、最初は単純に
「自分が好きなもの」を軸にした計画の方が良いです。目的さえ定まればあとは行動のみ。島内の一区画でも、島全部と言った壮大な計画でも作業でも苦にならず、長続きする可能性が高まるからです。
楽しいゲームの世界の筈なのに、自分の苦手なものを嫌々作るのは本末転倒です。まずは好きなものを軸にしてカタチにしてみましょう。
o(≧ω≦)o アイデアは無限大!リンク