スプラトゥーン2 ウデマエって何だっけ?
この記事は
前編からの続きとなります。今までの経験をもとに、ウデマエゲージ、マッチング、レートについて
体感で書いている枠です。

前回ではプレイヤー個人に設定されているであろう
固有レート(ガチパワー)の推察と、そのウデマエ帯における
マッチングシステムの役割、推定ガチパワーから推測できる
レートの変化などについて触れました。
ある意味では
ガチマの闇とは何か、その深淵を探ってみないか?…というテーマに近い感じがしますw
前回同様、あくまで
私個人の考察や推論の1つであるという事を前提に、ご覧いただければと思います。長文ですので暇つぶし程度にドウゾ…
飛び級の法則
飛び級は
C-~Sまでは4段階ずつですが、
SからS+9はその制限がなくなります。ガチ勢さんたちの「C-から最短でXに上げる企画」等の配信を見ている限りでは、
S→S+9まで11段階が一気に上がった方もいました。
尚、
S+のウデマエは
S+0~S+9で10段階です。また、S+9からXへの昇格が望めるガチパワーは
2000以上を維持してS+9まで勝ち抜く事です。

したがって、
S+の10段階をスキップできるような実力の場合は、個有レートは
S+になった段階で2100以上をキープしてきたと推測されます。
開幕のガチパワー推定は2000前後の表示でも、その
プレイヤー個人は、それまでの試合は概ね
無敗で昇格し続けたなど、
ズバ抜けた昇格条件を揃えていたのでしょう。むしろ、その部屋の平均値を大幅に上げている張本人かもしれませんw
尚、
Xに昇格する場合は飛び級は発生せず打ち止めになります。レートも
ガチパワーから
Xパワーに切り替わるため、一旦
仕切り直しが発生します。
飛び級はレート上だけで判断され、ウデマエゲージ自体には関与していないシステムと思われます。SやS+でもヒビの数や割れる条件は変わらないからです。
ガチパワーとXパワーの違いは?
これも体感的な推論ですが
同じものです。ウデマエC-~S+9までをガチパワー、ウデマエXからはXパワーと呼んでいるだけの差です。
もう少し詳しく言えば、X帯は完全レート制になり、
ウデマエゲージ(A+やBといった形式上の保護枠)と飛び級の概念が取り払われただけで、
ガチパワーの延長線上に
Xパワーがあります。
月始リセット(繰り越し)における
X維持には最低2000以上(2000カッキリはOK)で、1999.99ではリセットがかかる月にS+9に降格します。
X帯での試合で
敗北時にXパワーが1900を下回ると「ピンチ」表示(警告)が出て、その次に1敗すると
すぐ降格の判定となりS+9に落ちます。

ちなみに、S+9に降格した後すぐ再戦すると、推定ガチパワーは
1890~1900台になり、これは
降格時のXパワーに比例します。
Xに再び昇格した場合は
計測からやり直しとなりますが、推定Xパワーも
昇格時の数値に近い部屋になります。
ちなみに、プレイヤー個人でのレートの増減は1戦あたり
±0~48を確認しています。
たとえば
-0は回線落ちプレイヤーが発生して敗退した時に見かけます。
-48は海外のガチ勢さんの試合(負け)で見た記憶があります。勝ち試合の場合は概ね+4~+12、ごく稀に+28も経験しています。
Xパワーは
ウデマエゲージが存在しないため、
数値が純粋な指標になります。しかし、
負けた時のレート降下に歯止めがかかりません。 なまじ連敗して数値を下げ過ぎると、たとえ
計測中であろうと開幕数戦でS+9に落ちる事もあります。(降格経験者の言;)
ウデマエゲージという安全装置
ガチパワーとXパワーの話で、レートにおける昇格・降格の推察でお察し頂けた方もいると思いますけども、
ウデマエゲージに話を戻しましょう。
前回と同様、線引きの分かりやすい
ウデマエ「A」を例に図にしてみました。ウデマエゲージの左右にあるグレーの縦線が、そのウデマエにおける昇格・降格リセット地点です。
実際「A」なら推定ガチパワーは1500~1600前後くらいが妥当です。ウデマエC~S+8における、
1段階あたりの平均の枠は概ね100~150くらいだと思います。S+9は最高値まで振り切っている可能性がある事、C-は最低値までとして一定ではないため除外します。

この時点でお気付きの方もいると思いますけども、
昇格には適正レートに近いウデマエまで上げる飛び級があるのに、
降格は1段階以上落ちません。全敗だろうと落ちる時は
1段階です。
C+からA-に飛ぶような
飛び級昇格と、ウデマエキープの
原級留置(OKライン)は存在するのに、A-からC+に落ちるような
一度に数段階下がる降格はありません。 正直、この時点で
救済システムだと思います。
レートが機能していないのではなく…
ガチパワーの場合は、AやA+といった段階別の
ウデマエゲージ(保護枠)があること、昇格・降格の幅も一律ではありません。似て異なるシステム同士で管理されているだけに、レートが正しく機能していないように見えますが、果たしてそうでしょうか?
固有レート(個人単位のガチパワーの数値)はゲーム上では目に見えません。なぜ伏せているのか考えたことがあるんですけども、それは同じウデマエでも
個有レートの差が大きすぎて、数値上の混乱を防ぐ意味で
個別には見えなくしているのだと思います。

上図のように、飛び級で上がってくるような
高い固有レートを持つプレイヤーは、
昇格した時点ですでに「A」としての適正値を超えている事もあるため、早くも
次の飛び級を待っている状態でしょう。
このように、適正「A」として表示できないプレイヤーも少なからず存在していることが、大きく起因していると思います。
昇格しても空っぽになるのは… 昇格・降格したタイミングで
ゲージが空っぽ(ゼロ)にリセットされるのは、そのウデマエにおけるマッチング用に修正するためです。
ただし
OKラインは例外で、OKラインより上回っていた場合はその分オマケがつく、特別
救済ルールとなっています。
ウデマエのリセットは、プレイヤー固有のレートを
マッチングの基準値として、できるだけ同格のプレイヤーと対戦できるように直すためのシステムです。
そこからは、その後の成績次第で昇格・降格の条件も変動していくのでしょう。
ウデマエゲージのヒビの正体を探る
負けた時にウデマエゲージに入る
ヒビは、そのウデマエに
昇格した時の固有レートより
明らかに低下したことを教えてくれています。
ヒビ1つ=降格1回分に等しい低下です。
演出こそ痛々しくてストレスを感じる人も多いでしょうが、この
ヒビ割れのシステムが無かったら、すでに1段階降格している状態です。
この
ヒビは最大
4段階まであります。これは飛び級と
逆の現象が起きているんです。ウデマエゲージが割れた時に
4段階降格されないのは、それこそシステム上で
降格の上限が1段階までに設定されているからです。

ウデマエゲージが割れた時、内部ステータスである個有レート(個人単位のガチパワー)は大きく下がっている筈です。
しかし、降格した下のウデマエで再戦しても、OKラインでのやり直しでも、推定ガチパワーが300や400も下がることはありません。下げ幅も100~150程度の範囲で、チョーシがよければ取り戻せる筈です。
降格しても推定ガチパワーが下がり過ぎないのは、そのウデマエに
昇格してから得た最大の固有レートと、
降格した時の最低の固有レートの
平均値(=1段階分)に緩和してリセットされたものと推測しています。
それでも
全敗する場合もありますから、シンプルに
最初の固有レート(そのウデマエに来た時の初期値)か、あるいはそこから-100でリセットして落としている…という可能性もあります。
ウデマエゲージを体力(HP)で換算するなら1本「レート100p分」で、「ヒビ」=固有レートで「-25」単位の目盛りとも言えそう。昇格するまではレート100p分必要だけど、負けに耐えられる体力も100p分しかない。でも、固有レートの現象が「-32」とか25を上回る場合でもヒビ1つで守ってくれているとも見れる。
イカやタコで言うなら、基礎体力に対してスペシャルのアーマーがあるって感じかも。Xはアーマーなしの環境でダイレクトにレートが上下する世界と見れば、なんとなく伝わるかな? そのウデマエで
推定パワーが一律ではないのは、あと1勝を逃して降格する強めのプレイヤーもいれば、全敗で降格する弱いプレイヤーもいるからです。負けた先でも上位、適正、下位に分けられている筈です。
また、ヒビが入った後でどれだけ勝ってもヒビが消せないのは、そのウデマエにおける
重要な敗退フラグとしてカウントしているからでしょう。
負けは負けです。反省なき者に勝ち筋は見えません
(イカ友談)
ウデマエゲージのヒビは、目安として2敗で1回くらいの頻度で付きます。そして4回目で割れますから、最低でも
7敗分の損失を吸収してくれている上に、割れても4段階分の降格を
1段階に緩和します。
あとは
OKラインに乗せさえすれば、そこから何度割っても再挑戦できる機会を与えてくれてもいます。

ガチパワーとXパワーは
レートしては同じということは、その固有レートへの増減も同様に±0~48の振り幅があるはずです。もし格下チームに
連敗して-48が立て続けに起こっていたと考えてみてください。
固有レートが1540の「A」だった場合、
たった3回の負けで1400を下回り、最悪Bまで降格が発生してもおかしくありません。しかし、ウデマエゲージがあるからこそ
ヒビでレート低下を肩代わりしてもらいA-で止まります。
試合の試行回数にも余裕ができて、降格も1段階で済んでいると見ています。
こんな凄い
救済システムの恩恵を受けているのに、ウデマエゲージが害悪だとか、挙句の果てには味方のせいだとか文句ばかり言うそこのアナタ!
まずはヒビが入らないように、どんな味方と組んでも
牽引できるような実力をつけるのが先でしょう?
そんなにウデマエゲージが嫌ならウデマエ
Xに来ましょう。ヤグラとホコ限定ですけど、今なら底辺でお待ちしてますわよ
(どや~)
ウデマエXで悟った、ゲージのありがたみ
下図は先日のガチホコで計測した10戦分の推定Xパワーの推移です。☆マークがついているのは勝った試合(勝ち星)です。
赤い下線を引いたところの前後の値を見て欲しいんですけども、微妙に数値の振れ方が大きいんですよね。

まず、私個人(1プレイヤーとしての)の適正レート帯はおそらく2000~2099で、
ウデマエゲージの無いAだとしたら…。
1戦目は
A(適正)で始まって
2戦目で
A-に落ちて
5戦目に
A復帰
8戦目で
A+になったけど
10戦目で
Aに戻った
これくらいの
振り幅で変動しています。
ウデマエゲージがあったらヒビ1回、8戦目でOKラインに乗ってゲージが大きく伸びたという状態でしょうか。
Xではたった
1戦負けただけで
降格に等しいレベルで落とされているんです。また、取り戻すには相応の連勝を要します。
ここにウデマエゲージがあったらまだ降格しなかったのに…と、思う事があった程です。Xはそんな甘えが許されない領域です。
私はXの底辺をやっと維持できるような実力しかない身分ですけども…Xに上がり、S+9に落ち、レートの数字(ガチパワー・Xパワー)を冷静に見るようになってから、視点と考え方が変わったんです。
特に
開幕の推定パワーにおいては、対戦相手の力量を推測して、冷静に作戦を変えて挑めるようになりました。これは私が弱いからこそ、画面上のデータを活かす生存戦略だと思ってます。
(1試合あたり、どれくらいカウント進めてるか分かりますか?)
メンタル管理も重要
また、前回の末尾に、ゲームは心理戦でもあると書きましたけど、プレイヤーの年齢に関係なく、ガチマッチの負けが原因でイライラしやすい人は、是非アンガーマネジメントを試みてください。
一番単純な方法は、負けてイラっとしたとき
「つづける」をしないことです。Bボタン連打で広場に戻るでもいいし、いっそHOMEに戻るでも構いません。ロビー画面から出て
視界を切り離してください。目をつぶるでもいいです。
手からは
コントローラーを離して置いて、そのまま深呼吸しながら
6秒は待ってください。
ついでに飲み物を飲む、好きなお菓子を一口食べる、好きなキャラグッズやぬいぐるみ等があるなら傍において、撫でてたり見つめてみる。それだけで少しは落ち着くと思います。
ウデマエは上に行くほど
冷静さも試される世界ですので、まずは自分のメンタルを律することも考えましょう。
アンガーマネジメントはテレビゲームに限らず、モノやヒトに八つ当たりしやすい人、すぐキレるなど怒りのコントロールが難しい人にもオススメです。

しかし何故、ウデマエゲージはあんな痛々しい
心を折るような
演出なのか…ウデマエゲージはレート保護、OKラインによる救済システムで、ウデマエ自体は維持しやすい&上げやすくなってます。
だからあえて
心理的にグサッとくる演出を仕掛けて、プレイヤーの心理面で戦意を下げて、無理に続ければ負けを誘発しやすくしているのでしょう。
上げやすいシステムに対し、負けた時はプレイヤーのメンタルを下げて相殺しているものと思われます。
経験から語っただけですが…
Xに上がってから、いかにウデマエゲージが数多くの負けを安全にカバーしてくれていたか、ヒビの意味まで思い知らされました。
だからこそ、界隈から聞こえてくるウデマエシステムへの罵詈雑言に対し、
ウデマエゲージ自体には罪はない、むしろ固有レートを守ってくれている
救済システムであると証言するため、アタマの中にあるスカスカのネリメモリーをフニフニしつつ、記事として残すことにしたんです。
ぶっちゃけると、前作の勝率システムより
はるかに上がりやすいです。OKラインの恩恵なんかひしひしのマシマシです。
…と、いう事で。 私がこのブログ上で再三
「ガチマは引き際」だとか
「ヒビ1つか、3敗か、OKラインに乗せたら一旦お休みしましょう」と繰り返すのは、私自身が
末端にいる弱い一般人プレイヤー(おザコ)という自覚の上で言ってます。
今まで
いろいろな経験を経てきた上での最大限の助言であり、また、自戒でもあります。
今回のコラムの要点・ウデマエを決めるのはあくまでレート(OOパワー)
・「A」や「B+」という記号は体裁上の表記
・飛び級は特に優秀なシステム
・推定パワーから危機管理のススメ
・ゲームは情報戦であり心理戦でもある
・ブキが光った=強いプレイヤーではない※2020年6月19日追加(前編)
・Xパワーとガチパワーは同一線上にあるレート
・個別にガチパワーが表示されないのは全員が一定幅ではないため
・降格が1段階の裏でゲージのヒビが肩代わりしている
・Xでのレート維持は底辺には大変な事である
・ウデマエゲージは優秀な救済システムである
・ガチマは引き際が肝要である
長文になりましたけど、イカがでしたでしょうか?少しでも参考になりそうな記述があったら幸いです。Xを目指す方は頑張ってくださいね!
以上、ウデマエゲージ、マッチングシステム、レートについての個人的な見解でした。ソースは
私です。
o(≧ω≦)o お目通しありがとうございました!<終わり>リンク
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