ネット上の「なりすまし」について考える(3)終

     この記事は前回、前々回の続きであり、まとめとなります。子供同士による「なりすまし」について記述しています。注意書きも先述しましたが、ここに記載している内容は私個人の見解によるものです。合わないと思われた方は閲覧をご遠慮ください。

     子供の場合のなりすまし…パソコンやスマホの「操作」は達者でも、その情報の先に何があるかという想像が乏しく、その時点までで知り得た知識以外はありませんので、実際にトラブルに発展した場合は概ね自力で対処できません。

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     たとえばSNSやゲームでも、リアルの友達と前もって「これは僕のアカウントだから」と種明かしをし合った部分には繋がりを感じ取ることはできますが、それ以外に対しては極めて希薄です。それ以外は表面上に表示された情報しか汲み取れていません。

     なりすましに当てはめると、自分の身代わりとして悪用しようとしたアカウントがクラスメイトの誰かであると分かっているなら(バレるだけなので)ターゲットから外します。
     狡猾な子はクラスメイトのアカウントを巡り、フォロー関係まで調べてから行動に移す子もいるのではないでしょうか?




     そして、隠し事をしいている子供は、身近なリアルに対して警戒心が強まります。なりすましなど長期的なウソを繰り返していると、だんだん挙動不審な言動が現れてくるかもしれません。

     親御さんはたまに…パソコンの場合は利用が終わったタイミングで、スマホの場合は手を止めたタイミングで「いつもどんなことをしているの?」とアバウトに聞いて反応を見るのも良いでしょう。

     ゲームしてた、友達とラインしてた…素っ気なくてもその反応だけで充分です。子供自らその先を話はじめたら、どんな内容でもまずは黙って聞いてあげてください。そこから思わぬ悩み事の相談が出てくるかもしれません。

     気を付けたいのは、子供にも子供の社会があり、言いたくない事、プライベート、そっとしておいてほしいタイミングがあります。親子でも、大人が何から何まで行動を追求するのはNGです。


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    なりすましを予防する

     さて、子供のなりすましでも、された側は迷惑でしかありません。前回の記事に挙げたような、めちゃくちゃな要求を投げられて困惑する管理人さんもいると思いますが、コメントを投げた相手が「こちらを利用しようとしている・されているのではないか?」というのは、何となくでも察せると思います。

    基本編
    ・日常的な投稿(食品、購入品、旅行、ペット、ゲーム等)
    ・技術的な投稿(画材、ツールの専門的な話題)
    ・普段のジャンル外の作品の話題やネタ
    ・交流があり信頼のおける仲間を見つけておく(オン・オフ不問)

     未成年(学生)と思しき相手の場合は「その時間は学校にいた筈なのに、あり得ない状況」を作り出せば良いだけです。できない要望にはNOとハッキリ意思表示しましょう。

    対処編
    ・オフや親しいフォロワーにしか分からない内容
    ・一方的な絵のリクエスト、アカウント分割の意見はお断りする
    ・要望がしつこい場合はブロック、アクセス禁止処置を取る
    ・乗っ取りに警戒する(パスワード変更など)

    応用編(利用規約にご注意ください)
    ・成人向け投稿をする(子供には購入報告でもNGになる内容/酒・煙草など)

     応用編の「成人ならではのネタ」はあまりオススメしません。ツイッター上では、対策としてセンシティブな内容(俗にいうエロ画像)をアップすればよいという傾向が伺えますが、これは諸刃の剣でもあり「相手が子供(未成年)と分かって意図的に投稿した」事で投稿者側が罰せられては無意味と言えます。
     今のご時世ですと、子供かわいさに保護者が逆ギレする可能性もゼロではありませんので。 




    偽アカウントには

     前回の記事の冒頭で記述した通り、SNS上の偽アカウントに対する対策は徹底無視の上で通報が一番です。パスワードなどが抜かれたり、リアルが特定されないようにセキュリティも注意してください。

    ツイッターの場合



     偽アカウントの場合(認証アカウントでなければ)基本的に日付の新しい方がニセモノです。紛らわしい場合は外部の他のアカウント(フェイスブックやYouTubeのチャンネル等)ともリンクされているか等、通報の前にきちんと確認してからにしましょう。
     先にも述べましたが、ニセモノはホンモノにしかできない表現を新しく作り出せませんので、動画や作品の投稿(転載)は基本的に後手で判別できます。

     画像の転載についてはグーグルの画像検索もありますが、特定のSNS内であれば「無断転載 画像検索」あたりで検索すると、今は有志の個人作による画像をサーチできるツールも出ていますので、それらを使って(ある程度は)画像の転載先を調べる事も可能です。


     不正ログイン(乗っ取りによるなりすまし対策)などについては、セキュリティ系企業の公式ブログが詳しい対策法を上げていますので、以下を参照になさって下さい。

    なりすまし被害の本当の恐ろしさとは?被害の実態と有効な対策8選
    (Norton 公式ブログ)

    なりすましとは?その原因や被害事例から対策方法を考える
    (サイバーセキュリティ.com 公式ブログ)





    終わりに。

     インターネット上のやりとりは、どれだけ機械やツールが進歩しても、基本的には画面の向こう側には人間がいます。昨今話題に挙げられるAI(人工知能)にしても、造り出して管理しているのは人間です。

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     最初の方でも述べましたが、子供がクラスメイトになりすましをしてまで見栄を張る背景には、リアル面の葛藤(絵を描いても誰にも認められない。どうしたらいいか分からない等)があります。

     今回の場合は「絵」でしたが、親御さんもまた「くだらない漫画描いてばっかり」とか「絵なんかどうでもいいから勉強しなさい」と、普段から絵を描くこと(好きなこと)自体を必要以上に強く否定していないか振り返ってみてください。

     ここは子供に限りませんが、創作活動を好む傾向がある人の場合、作り上げた作品を誰か一人にでも認めてもらえることが、自己肯定(自信)につながる最初の一歩でもあります。
     自己肯定できれば自信が付き、なりすましなど他人に迷惑をかける悪事に手を染めなくても、自力で頑張ろうという意思につながります。勉強もまた然りです。

    ・・・・・

     今回の記述は、私が個人サイトを運営していた頃(10年以上前)に、実際に個人サイト管理人さんから相談を受けた事や、会社務めの時に主婦の方から子供のネット利用に関する相談を受けたことを元にしています。

     私は勉強中の身で専門家ではありませんので、専門用語はできるだけ避けて記述したつもりです。近年はSNSが主流の背景も踏まえてツイッターを基準に書いたつもりですが、他のSNSやコミュニティサイトでも同様と思われます。

     インターネット上は良いことも悪い事も残り続けます。再度になりますが、子供のうちから善悪の判断は正しく教えて頂き、インターネット利用に関する注意事項は家族ぐるみで共有して下さい。

     程度の大小に関わらず、中高生の場合は「腹いせだった」「ふざけてやった」「そんなつもりはなかった」という理由でも、やられた側は生涯にわたって苦痛を背負うこともあります。

    ネット「なりすまし」・被害者だけがいつまでも苦しむ理不尽
    (別窓・NEWSポストセブン)


     週刊誌の記事とはいえ、これも身近にあり得る「悪質」な「なりすまし」の内容です。親御さんは自分の子供が、そういう被害を受けた・もしくは加害側に加担していたと考えてみてください。

     些細なマナーやルールでも、正しく理解しているだけで防げるトラブルもありますよ…と、いう事で。


    長らくお付き合いくださり、ありがとうございました。

    <了>



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