【イカちゃんでお話】(その19)

    ※注意
     「☆うちのイカちゃん」は趣味の二次創作専用カテゴリです。こういう特殊な遊び方に興味がない方は、このカテゴリはスルーしてくださいね。登場人物や過去ログの一覧はコチラ(別窓)からドウゾ。



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    ~ある日のお昼前。スクエア広場にて~




    クマサン「おつかれさま。報酬を受け取ったら、気を付けて帰るんだよ」
    ノスリン「はーい!おつかれさまでした!」

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     やっぱりクマサンは優しいなあ~シャケしばいて、金イクラいっぱい集めて、お仕事してたの見ててくれるんだもん。やっぱりアルバイトがイチバン楽しい♪

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     ガチマッチは行く気が起こらないけど、フェスはちゃんと行って、えいえんまで完走してる。最近、ママは何も言わないけど…もうちょっとバトルにも参加した方がいいのかな?

     でも、もう…嫌なんだもん。


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    コジャッジくん「ニ?(どうした?参加の門は開いているぞ)」

    「どうやったら強くなれるの?」
    「ニャ?(それは自身が分かってる事ではないのか?)」
    「う…うん」

     こんなちっちゃい子なのに、全部お見通しかぁ…ジャッジくんと変わらないね。ううん、いつも起きてるし、もっと見られてるかも?


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     この頃ちょっと、よく分かんない。いろいろ考えすぎてるのかもしれないけど、なんかすぐ疲れちゃう。


    「うーん……」

    「どうした?前見て歩かないと危ないよ?」

    「…えっ!?

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    シーくん!!

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    「ずっと下向いて歩いてたけど、なにか落としたの?」

    「ううん、ちょっと考え事してて…ごめんね」

    「いや、謝る必要ないよ。バイトの帰り?」
    「うん。シーくんは?」

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    「ああ。ランク10になったから研究を始めてるんだ」
    「お散歩すると、いろいろ分かるよね~」

    「そうそう!俺、バイトはたつじんになれたんだぜ」
    「わぁ~はや~い!出世だね~!」

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    「あ、ありがとな!それでえーと…あ、会わなかったな~って」

    「実はなんかチョーシ悪くて、お休みしてたの」
    「そうか…でも、休みたい時は休んだ方がいいよ」

    「うん。ありがと。シーくんは優しいね」
    「や、優しい?…なんかチョーシ狂うなぁ」



    …聞いていいのかなあ。

    「シーくんはシティに帰ってから、バトル練習してたの?」

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    「ああ、それなりだけど。S+カンストもできたんだ。でもこっちに来たら全部リセットされてんだぜ?今じゃ証明できるもの無いし、あんま意味なかったなぁ、あははは…」


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    そんなことないよ!いっぱい頑張ったんだね!カンストさんおめでとう!

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    !!

    「え、どうしたの?私なにか悪いこと言った?」

    「今までおめでとうなんて言われた事なかったからな…すごく驚いたよ。なんでキミはいつも、そんな風に言えるんだ?」

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    「え~?!カンスト達成なんて普通はお祝いするでしょう?」

    「いや、父さんも、母さんも、特に何も言わなかった。当たり前だって」
    「そんな…」

    「姉貴からは引越し間際でどんな悪あがき?って皮肉られただけでね」
    「……」


     やっぱりシーくんは、ずっと苦しんでる気がする。どんなに頑張っても、認めてもらえないんじゃ、やる気なくなっちゃうよね…

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     …うちのママなんか、私がウデマエB-に上がれただけで、ごちそう作ってくれて、ドーナツもいちごチョコ付きで「よく頑張ったわね!強くなったのね」って、いっぱい褒めてくれたけどなぁ…
     やっぱり、違う世界にいるんだね…でも…



    「私は心からお祝いしてるからね!教えてくれてありがとう!」

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    「もう充分だよ。カンストした甲斐があった」
    「シーくんは、がんばり屋さんの良い子だもんね!」

    「そんな祝砲の連発、目から水でそうだから勘弁してくれ…あ、ありがとな」
    「ホントの事だもん!」


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    「じゃ…じゃあ、こっちでも頑張って、また褒めてもらおうかな?」
    「うん!いいよ!私で良かったらいっぱい応援する!」

    「よ~し!やっぱウデマエXを目指すべきか…」
    「う…うん。きっと大変だから、無理しないでね!」


     やっぱりガチ勢さんだからウデマエXなりたいよね…ホントはS+って聞いただけでもちょっと怖いのにXは…シーくんでも怖いって思うんだろうなぁ…


    「あ~…やっぱやーめた!」
    「え?なんで?いまウデマエX目指すって…」

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    「もうガチマ辞退してもいいや」
    「そんなまたウソでしょ~行ってもないのに!?」

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    「またって…ノスリンはウデマエ高い奴は怖いんだろ?」
    「え…っ?…あ、うん。そうだけど」

    「やっぱりな。だったらもう…」

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    「ううん!私なんか気にしなくていいんだよ?シーくんと私は住む世界が違うんだから、関係ないよ」
    「住む世界が違うって…どういう事だよそれ?」
    「私はおザコだし、貧乏の子だし、ずっとはいられないもん」

    「はぁ?それ本気で言ってる?」
    「・・・・・・うん」

    どうしよう…つい言っちゃった。

    「くだらな…それこそ気にしなくていい事だろ?」
    「えっ…?」

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    「俺は、ウデマエよりキミの方が大事って言ってんの」
    「でも…」

    「言いたいことは何となく分かる。でも、嫌いになったんじゃないなら、せめてトモダチでいてくれ。違うとかいられないとか、そういう話はしたくない」

    「う…うん。ごめんなさい…あのね…

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     フェスの時の知らない子っていうのが本音なのかなって…」

    「ああ…やっぱそっちか。気にしてたんならホントにごめんな。

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     見つけてくれて嬉しかった筈なのに、ランク1でダサくてカッコ悪すぎて、アタマどうかしてた。フェスマッチ終えて帰っても後悔ばっかでさ…こんな頭の悪い俺だけど、仲良くしてくれるか?」


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    うん!シーくんは大事なお友達だよ!」

    「お…おう!これからもよろしくな!…いつか友達以上になってみせるからな…それで…

    「え?もにょもにょ言っても聞こえないよ…」
    な、なんでもないって!ホント俺ってアホだよなぁって…あははっ」

     今のシーくん、お顔真っ赤で変なの~って言ったら、どうするかなあ~ふふふ…





    「あ~…俺そろそろナワバリにでも行くかな~」
    「ガチマッチの研究するんじゃなかったの?」

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    「もうそれは気長にやる。何でも姉貴の真似する必要ないもんな」

    「シーくんはシーくんだもんね!」
    「ああ!俺は俺のやり方で正々堂々、楽しむことにするよ!」







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    「・・・・・・はぁ」

    最近は、シーくんのこと考えると、じんわりした気持ちになるの何かヤダなぁ…

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     フェスの時からそんな時間経ってないのに、なんでこんなにすごく懐かしいんだろう?
     ホッケふ頭で助ける前に会ったことあったっけ…そんな筈ないのに、もやもやする。シーくんもそうなのかなぁ?…


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     …でも、今はまだ、これでいいの。お友達でいてくれるだけで幸せだから。これから先のことは、来るべき時が来たら、その時に、ちゃんとお話できますように……





    唐突な再会は、きっかけを紡ぎ
    もつれた気持ちを緩め、絆を結び直す。
    そこにほんの少し、綻びを残しても。



    つづく。






    【イカちゃんでお話】(その19)

     今回はノスリンシムナくんの会話です。ハイカラスクエアは狭い一本道なので、バイトを再開したノスリンとすれ違う事もあるかなと。正面から会わせてみました。
     この子たちは、根は素直で純情な子たちなので、迷ったときは正面から話し合って、お互いに引っかかっていた部分を素直に吐き出す方が、キレイに収まるかなと。

     あとは少々の+α(感情的な要素)を入れたりして…今回は会話の端々に含みを持たせたとは言え、シムナくんの思考にあたるテキストはあえて入れていません。
     彼がどういう想いを持って話しているかは、読んでくださった方のご想像にお任せします

    (´ω`人)

     ここ数か月は年末年始などリアルの諸事情が重なって、執筆が滞りがちでした。もし待っていた方がいらっしゃいましたら、長らくお待たせしてスミマセンでした。

    ・・・・・☆

     今回は会話の中で、プレイヤーとしての環境の差を書いてみました。中の人は、イカ(タコ)たちのバトル(試合)は、成人になるための通過儀礼のようなもので、ガチマッチは任意参加であることから、ウデマエやランクは結果の1つとして見られていると考えています。

     ウデマエが低いことで問題があるとすれば、それは個々の環境と価値観においてであって、運営サイド(レギュレーションや参加規約)ではウデマエの高低に格差はないと見ています。

     さて、ノスリンは貧困層の子でも、毎日の小さな出来事やバイトを楽しんで満足しています。たま~にガチマッチに行って、ちょっとでもウデマエが上がれば、ご馳走を作って褒めてくれるママ()もいます。ウデマエが下がっても「また今度がんばればいいから」と、叱られることもありません。

     かたやシムナくんは有名プレイヤーの子息。なにひとつ不自由ない環境を与えられていますが、実家では優秀なお姉ちゃんと比べられるばかり。彼に共感してくれる存在もおらず、劣等感が強くなる一方で育ちました。
     お姉ちゃんはライバルと比べられ、叱咤されることで静かに燃えて確実に強くなるタイプなので、並行して自立心も高くなり精神的成長も早い子です。

     しかし、実家では性格差は度外視され姉弟で同じ教育方法を用いられ、我慢ばかりで反抗期を早めてしまいました。無論、ひねくれていた時間の分は自立心も育たず、スクエアに来ても日常生活から苦労することになります。
     分かっているけど抜け出せない負の連鎖。実家の環境で分かってくれる存在が誰かひとりでもいたなら、彼の未来もまた大きく変わっていたかもしれませんね。


     生まれてくる子供は親も場所も選べません。彼らは思春期の多感な子たちと見ると、はたしてどちらが幸せな家庭でしょう?
     今回は少し重い背景テーマを持つお話になりましたけど、それなりに完成できて良かったです。

     この続編も、そろそろ終幕に向かって執筆中です。続きはまた気長~~~にお待ち下さいませ。


    ありがとうございました!(´ω`人)

    ※このお話は、2018年8月にブラッシュアップしたリメイク作です。






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    初めてさんは「はじめに」を一読お願いします。(2019年8月更新)

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