【イカちゃんでお話】(その23)

    ※ご注意
     当ブログのカテゴリ「☆うちのイカちゃん」と「☆イカちゃんでお話」は、私の趣味の創作コーナーであり、スプラトゥーン2の「アミーボ」と「スクショ」を使って、ちょっとした二次創作(お話)を連載しています。
     登場人物や過去ログの一覧はコチラ(別窓)からドウゾ。

     尚、こういう特殊な遊び方や表現(いわゆるファンの創作活動)に興味がない方は、このカテゴリはスルーしてください。




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    ~ファイナルフェスから約一週間後。スクエア広場にて~






     数日続いた盛大なファイナルフェスもあっという間…ハイカラスクエアは、いつも通りが戻ってる。

     ファイナルフェスは「混沌」チームの勝ち。私はなんとか頑張って「えいえん」まで行けたけど、疲れちゃって最後まではいられなかった。フェスパワー上げたいガチ勢さんたちって、なんであんなタフなの?

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     結果発表のニュースは感動的だったな。ヒメちゃんが「私にはイイダが必要なんだ!一緒に世界進出しよーぜ!」って宣言してて、イイダちゃん嬉し泣きしてたっけ…
     いいお話だった~シオカラーズもそうだけど、テンタクルズもセットでないとね。

     そんなテンタクルズもやっぱりお疲れみたいで、少しお休みを取るってワイドショーでやってたのも見た。だから最近のハイカラニュースは収録済みの動画が繰り返し使われてる感じ。

     一晩どころか72時間も歌いっぱなしなんてフツーのイカやタコじゃできないもん。アーティストだってちょっとはお休みしないとね…。





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    「あ~お休み~…アルバイトしたかったなぁ。クマサ~ン?」

     いつも通り、変わらない毎日が戻ってきた。クマサンとこで働いて、報酬を貰って…ロブさんとこでドリンク飲んで休憩したら、ちょっとだけナワバリバトルして帰るの。これが私。


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     ロビーでは「フェス100ケツ」っていう上位ランキングが発表されてて、シーくんのお姉ちゃんは2位で、あと数ポイントで1位だったのに…と、ガチ勢さんたちの間で凄い話題になってた。

     はっちゃんは88位で100ケツに入って、案の定「伝説の英雄と同じ名前だ!」とタコさんたちから絶賛されてた。でも、はっちゃんはしっかりしてるから、きっとダイジョブ。


     シーくんは…載ってなかった。はっちゃんに追いつこうとしていっぱい頑張ったんだろうな…そんなフェスが終わってからもうすぐ一週間になるけど、体の具合でも悪いのかな?

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     あ!…ううん。違う。ヘアスタイルおんなじだけど。なんでだろ…つい探しちゃうのやめたい。なんか…内側のインクがもんにょりするんだもん。





    「やぁ。そのランキングはそんなに有益な情報かい?」

    …えっ!?


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    「あはは…びっくりした。はっちゃんか~(今日はガールだ)
    「そうだ。先ほどガチヤグラの計測を終えてきたところだ」

    「あ…ココで立ち話はお邪魔になるから、お外に行こ」
    「わかった」





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    「あの…フェスの時はひょっとして、ぽふぽふ頭のボーイでいたりする?」
    「そうだ。今のボクは、この姿の方が他人でいられるようなのでな。余計な噂が立つのは控えたい」

    「じゃあ、今は“はっちゃん”て呼ぶのやめて“ちーちゃん”て呼ぶね」

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    「フフフ…キミは本当に面白いインクリングだな。呼び名をふたつも貰えたのは初めてだ。まあいい、了解した」

     はっちゃんはまだ、地上のコト分かってないのかも。アオリちゃんやホタルちゃんとも会ったんだよね…はっちゃんがボーイとガールで見た目を変えられることは知らないのかな?

    「あのね…ココロは自由でいいと思うの。でも、地上のイカたちは、イキモノとしては“どっちか”で生まれてくるの。だから…その…」
    「そういうことか。どうりで信じてもらえなかったわけだ」

    「え!?何かあったの?」
    「この姿で共闘した者と再開した時、もう一方の姿で会いに行ったら、オマエなど知らない!と言われたことがある。
     別人扱いを受ける理由も、他の同族が姿を変えない理由も、これで理解した」


    「うん。他のタコさんたちも、イカの生活に合わせてどっちかに決めてる気がする。テンタクルズのイイダちゃんだってずっとガールで通してるし。
     ちーちゃんも、ここ(地上)ではどっちかに決めた方がいいかも」

    「一理ある。では、キミ以外と会う時は今の姿でいることにしよう。プレイヤーの登録証も顔写真入りにして新たに申請しておく。これでいいか?」

    「うん。あと…はっちゃんの時にオトモダチになった子がいたら、ちゃんと解消しといた方がいいかも…」
    「今のところフレンドという関係の者はいないし、会う約束をした者もいない」
    「それならダイジョブだと思う…たぶん」

     …でもシーくんは、はっちゃん(ボーイ)の姿を知ってる。会った時にどう説明すればいいのかな?
     別人って言ってもダイジョブそうだけど、嘘は言いたくないなぁ…






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    「フェスおつかれさま。100ケツ入りもおめでとう。ホントにすごいタコさんなんだね」
    「賞賛されることはしたつもりはないが、実力を試せる場には感謝している。では、さらばだ」
    「うん。アタリメ司令たちにもよろしくね!」


     ちーちゃん(ガール)の時のコーデもオシャレでいいな~。今度ギアの着こなし方とか選び方を教えてもらお。

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     アルバイト募集してないから、どうやって時間をつぶそうかな。クマサ~ン!早くオープンしてよ~ロビーよりクマサン商会に行きたいよ~
     今日のシフトはスプチャあるんだもん。絶対やるって決めてるのに。あと2時間は長いよ~

     バトルばっかなんてヤダ。もういいや、ヤキフグちゃんと一緒にタチウオにお散歩に行っちゃお。




    ・・・・・・・・タチウオパーキング


    ~♪~♪♪~♪~♪~♪

    明日のヒーローは君だ!
     イカしたプレイヤーを探せ! 街角インタビュー!


      さあ次回は!
       先月終幕したファイナルフェスでは惜しくも3ポイント差で2位!
       某ギアブランドとプロ契約し、目指すはハイカラ全一と世界一!
       今いちばんホットな選手が登場しますよ~!おっ楽しみに~♪


    この番組は、ご覧のスポンサーの提供で…




    ぽち (OFF)

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     シーくんのおねえちゃんプロ選手になってたんだね。ハイカラスクエアに来て、たった数か月でトッププレイヤーに仲間入りして、ファイナルフェスまでにはプロになっちゃうなんて。

     チームの動画リストもすごい…サムネと再生数を見ただけでも50万とか60万とか…あ、このまえのフェスの試合は120万回も再生されてる。

     今じゃすっかりハイカラスクエアの人気者だもんね。だから、弟のシーくんも忙しくなっちゃったのかな。チームに入る為に頑張ってるの?

    …あ、また。もんにょり。



     貴方もこの場所が好き…一人の時間を守るために選ぶのよね?でも今はちょっとだけ、ご一緒させて頂こうかしら。いつもの姿で…


    「あ!ノスリンちゃん見~っけ!」


    えっ!?


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    「ハロー!おとなりゲットしちゃうよ~今日は動画みてたの?」
    「あ、うん。ここなら誰にも邪魔されないから」

    「分かる~…ひとりの時間も大事だよね。そういえば、前に話してくれた“ハッチャン”には会えたのかい?」
    「うん!すごくオシャレでカッコイイし真面目な子なんだよ!今度コーデのコツ教えてもらおうかなって…」

    「そ…そう!よかったね。そんなにカッコイイのか~」
    「ウデマエも全部Xになったんだって…すごいよね」

     オシャレで格好良くて、ウデマエはオールXで性格は真面目…なにそれステータス高過ぎでしょ。
     さすがに英雄って呼ばれるだけあるわね。あの子が霞む…もうフラれる予感しかしない絶望を感じたわ。

     しかしこの子の言う「ハッチャン」て…100ケツ88位のプレイヤーの名もハチゴウだった。本人は「そんな英雄ではない」と否定してたそうだけど…別人かしら。この子に聞いても100ケツの知り合いなんていなそうだけど…



    「ねえ、フェスは楽しかった?ボクはおうちで、テンタクルズのライブと、上手なプレイヤーの配信ずっと見てたんだ」
    「テンタクルズのライブは凄かったよね!衣装もめちゃくちゃイカしてたし、私が行った時はちょうどステージでファンサしてて、一緒に写真撮ってもらえたんだよ!」
    「いいな~宝物になるね。ファイナルフェスはいい思い出になったんじゃない?」
    「うん…でも…」

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    「どうしたの?ちょっと元気ないみたいだけど」
    「うん…」





    「そっか…オトモダチと会えないままなのは寂しいね」
    「……」

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     あら…この子なりに心配してくれてたのね。まったくあの子は…あわせる顔が無いとか言ってる場合じゃないでしょうに…
     今はまだ心配してもらえてるけど、この状況を例えるならゲージのヒビ3つ、残りの試合1回でOK乗るかどうかって感じ?…実際はゲソの皮1枚で繋がってるピンチじゃない…打開できるの?


    「どしたの?ブツブツ言って…」
    「あ、なんでもない!…は、はやくオトモダチと会えるといいね~って」
    「うん」

    「あ、会えなくなったオトモダチは、どこでお別れしたの?」
    「最後はムツゴ楼に行ってね、花火と提灯がキレイだったの」

    「へ~きっとステキな風景なんだろうね」
    「でも、やっぱりフェスマッチに行くからって、そこで戻っていって…」

     ふ~ん。私がオススメした通りそこまでは行ったんじゃない。何故そこでしっかり告って繋ぎとめておかなかったのかしら。
     しかも、そこからなんで試合優先の展開に切り替わるわけ?どういうフラグの折り方したのよ。あの子らしいサイテーな展開で乾いた笑いが出そう…嗚呼もう



    「そうなんだ…よっぽどの事情だったんだろうね。あのさ…今からムツゴ楼に行ってみない?明るいから花火はないだろうけど。ボクも景色を見てみたいんだ」

    「え…うん。いいよ。まだアルバイトまで時間あるし。一緒に行こ」



    ・・・・・・・・ムツゴ楼


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    「いつ来ても凄くキレイ…風がきもちいい~」
    「海もキラキラだね~」

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    「運んでくれてありがとう!ボクまだ擬態が上手くできなくて…抱っこしてて重くなかった?」
    「イカのお座布団みたいだったから平気!リューダくんすごく軽いんだね」

    「お座布団て…そんなに?痩せっぽちなだけだよ」
    「ご飯いっぱい食べなきゃね」

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    「そうだな~もっとキンニクギアみたいに鍛えたいね!」
    「ふふふ…キンニクって。リューダくんハイカラシティにいたことあるの?」

    「あ…う、噂に聞いただけだよ。今はメイン性能アップがあるよね…ははっ」
    「ギアパワーのことも知ってるんだ。いっぱいお勉強してるんだね…ウデマエXになりたいの?」
    「ははは…え、Xか~なれたらいいよね~今はプロの動画見て憧れてるだけw」


     攻撃ギアに反応するとは貴方もシティ出身のようね。天然なだけかと思ったら返しがちょっと鋭すぎるわ。バレる前に話題を変えなきゃ…


    「そうそう、ノスリンちゃんこそウデマエ興味ないの?」

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    「うん…ガチマッチも、ウデマエ高いイカも、怖いんだもん」
    「怖い?」
    「みんな目の色を変えて狙ってくるし、負けたらお前のせいだって言われるし…」
    「そんな…」


     それは…あなたの持つそのブキが、全てにおいてヘイトを集めやすいカテゴリにいるだけ。強いて言えば仕方のない事なのよ。
     ウデマエの高いチャージャー使いは、それらをすべて乗り越えて今の実力があるの…そういう精神の面まではまだ理解できなさそうだけど。



    「ひどいね。でも、味方を批判するヤツの方がザコだって、ガチマのトッププレイヤーも言ってたよ。
     一生懸命やったんなら負けても悪口言われる筋合いないじゃん。そんな奴らまとめて通報しちゃいなよ」


    「……」

     かなり嫌な目に遭ったって顔ね。それなら詮索はしないわ。貴方のことを知りたいだけで、傷つけるつもりはないから。


    「あ~そうそう、ボクの知り合いのお兄さんやお姉さんたちには、ウデマエXやS+のプレイヤーもいるけど、みんなすごく優しかったよ?」
    「私ね…ウデマエの高いイカ見るとぞわってなるの。実はさっき話したオトモダチもね、ウデマエ上がってきてるのが分かって、ちょっと怖くなってるの」

    「仲良しのオトモダチなのに?…でもハッチャンはウデマエXなんでしょ?」
    「わかんない…ハッチャンは違う国の子だからかな。あんまり怖いって感じしないの」

    「わかんないのに怖いって不思議だね」
    「うん…それとね、オトモダチのこと考えると、もんにょりするの」

    「も…もんにょりって、何!?」
    「最近それがずっと支っかかってて、どうしたらいいかわかんなくて」


     なんなのよこの子は。たまに切れ味よすぎる質問してくるかと思えば、今度は謎の言葉が飛び出すし。
     強いイカが怖いも何も、いま貴方の目の前にいるのは4ルールともXP2900以上で、この前のフェスは2ケツ(2位)に入ったイカなんですけど…素性やウデマエをバラさなければ私は平気なわけ?



    「う~ん。気持ちってフクザツだよね。もんにょりな気持ち、オトモダチを心配する気持ち、強いイカが怖いって気持ち…
     きっと今のノスリンちゃんの心の中には、違う色のノスリンちゃんがいっぱいいて、ナワバリバトルしてる状態なんじゃないかな?
     だから、心の中のノスリンちゃん達が仲良く同じ色になるように、向き合ってあげればいいと思うよ」


    「同じ色に…」

    「そ。一度に全部の自分を受け入れてあげるのは難しいかもしれない。だから、ノスリンちゃんのペースで、ちょっとずつお話し合いしてみて。
     心の中ではバトルしなくていいし、頑張らなくていいんだよ」


    「うん…お話しするのね。ありがと…今度やってみるね」


     悩み多きお年頃。憧れの子もいて、オトモダチも大事で…思春期なのね。私もそういう甘酸っぱい経験してみたかったわ。
     子供のころから試合に勝つことを第一に教育され、いつしか強くなることしか興味なくなって…そういう年頃のイベントは何一つかなわずと知ってスキップしてきたけど…何の後悔も無いわ。
     目先の恋愛とか友情よりも、今はもう…世界には楽しい事や面白い事は沢山あるって分かったから。

     私の方がチョーシ狂わされてる筈なのに、懐かしいこと思い出したり、安らぐ気持ちになるなんてね…フフ



    「あとね、試合よりもアルバイトの方がすきなの。シャケをシバいて金イクラを探しに行くのよ」
    「クマサン商会で募集してる仕事のことだね?」





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    「えっ…ノスリンちゃんて、クマサン商会では“たつじん”なの?!」
    「うん。いつも400から始まるの。時々クマサンから『もう999以上は上がらない。よく頑張ったね』って褒められた事もあるし、クマサン印のトクベツなブキを使った事もあるの」

    「そりゃすごい。カンストや特別シフトまでやってるのか~」
    「最初はちょっと難しかったけど、おカネやチケットも貰えるから頑張ってるの。夢中になって帰りが遅くなって…時々ママに叱られるけど」
    「そっか~…でも、ママは心配させない方がいいよ」
    「うん」


     イクラ狩りは撮影依頼があったから体験だけさせてもらったけど、対シャケだと立ち回りは別物だった。B帯でもコツさえ覚えればカンストできると見るべきかしら。

     でもあんな生臭いだけのアルバイト、よくカンストまでやる気あるわね。むしろそこまで成果出せるなら、上手く鍛えればS帯くらいのポテンシャルありそうなのに。勿体ない。

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     この子がガチマ嫌いなだけの怠け者のザコだったら、あの子とは引き離すつもりでいたけど…
     アルバイトでも自分の意思で居場所を見つけて、真面目に仕事やってちゃんと成果も上げているのね…それなら結構。実績(数字)が嘘かどうかなんて調べればすぐわかるし。

     やはり余計な心配だったようね…もう“ボク”の出番は終わりにするわ。







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    「あ、もうすぐアルバイト募集が始まる時間かも…今日はいっぱいお話しできたね」

    「うん。あと…実はボクね、お父さんが出張になるみたいで引越しちゃうかもしれないんだ。
     だからもう会えるか分かんなくて。今日こうやってノスリンちゃんに会えて嬉しかったよ。今までありがとう」


    「え…そうなの?」

    「急な話でごめんね…ボクは今からおうちに電話して誰かに迎えに来てもらうから、ノスリンちゃんは先に帰ってアルバイトに行って。
     ボクと一緒に帰ると、またタチウオ経由になって大幅に遅刻しちゃう。カンスト目指すくらい頑張ってるんでしょ?」


    「うん。家族がお迎えに来てくれるなら安心だね。あと、私の方こそ今までありがとう。
     もし次に会えた時は、ロブサンドとアゲホイップ食べ切れないくらいご馳走するから!」


    「ありがとう!元気でね~バイバ~イ!」





     ガチマの話ではしょげてたのに、アルバイトとなると目がキラキラで熱心なこと。食べ切れないほどのフードチケットを稼ぐ気なのね…あんな脂っこいの、もう気持ちだけで充分よ。

     最近は取材に収録、対抗戦に大会の予定でカツカツ。さっきみたいな他愛のない日常会話なんて久しく忘れてた…でも何故かしらね、今は憑き物が落ちた気分よ…不思議な子。
     ウデマエはイマイチでも、生まれ育った環境にどんな隔たりがあっても、私は貴方を信じてあげる…だから正体を明かさないままなのは許して。

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     そうそう…今日の癒しタイムのお礼として、会えずに気にかけているであろうその「オトモダチ」は、私がダイナモで殴ってでも貴方の前に引きずり出してあげる。

     ただ願わくば…見限らないでいてやって…







    ・・・・・・・・ハイカラスクエア


     今日はめずらしく色んなヒトに会えた…タチウオをお散歩しただけなのに、ムツゴ楼まで行っちゃった。

     リューダくんともう会えないかもしれないのか~もっと早く分かってたらプレゼントとか用意できたのに…残念。
     あと、ヒトになった姿も見てみたかったな。声がカワイイから、マッシュの似合う王子様みたいなボーイかも…なんて。ふふ…。

     それに…最近のコトいろいろお話したら、ちょっぴり落ち着いた気がする。そうだよね、もんにょりの私や、怖がりの私とも仲良くしなくちゃ。


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     おしゃべりしてたらノドかわいちゃったな…ロブさんとこで先にドリンクだけ飲んでこ~。


    「お!いらっしゃ~い!今日は何かなー?いつものにする?」

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    「あの…いちばん最後にあるドリンク、これ、おいしいの?」
    「グァバは南国フルーツでちょ~っとクセあるけど、一番人気だねー↑」

    「ふ~ん。そのおとなりは?」
    「ピーチココアだね~なぜか一番人気ないんだよねー↓」

    「なんで桃とココア混ぜちゃったの?」
    「ギアパワーが混ざったから、混ぜるしかないっしょ?」
    「え~?…でもそれ、おいしいの?」

    「それはキミたちの味覚だからねー!飲んでみるっきゃないっしょ?」
    「う、うん。じゃあ、ソレで…」

    「まいど~またきてねー!」


     「ばーすとあーまー」のドリンク飲んでみたけど、最初は桃みたいな香りがして、でも味はココアで…どういう風に言っていいのか分かんない。
     甘いんだけど、酸っぱい味とココアの粉っぽい苦味もあるっていうか…後味はスッキリなのに、ココアと桃の甘い香りだけ鼻に残るの。

     でも、防御ギアをお布団にして寝てるイカの気持ちが、ちょっとだけ分かる味かも。甘いような酸っぱいような夢の中に浸って、守られていたいのかもしれない。オニギリボムも一緒で安心だもんね。

     そんなにマズくはないけど…いろんな味が混ざって上手くいかない感じ。カップは1つなのに。私とおんなじだ…これがもんにょりの味なのかも。



     あ!クマサン商会の門が空いた…金イクラ集め頑張ろっと!



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    宴の夜からいつもの日常が戻ってきても
    それまでの日常ではないこともある

    当たりまえが無いから気付くことがある
    それに気付きたくない時もある



    つづく。









    【イカちゃんでお話】(その23)

     またしてもウルトラ久方ぶりに更新です。2019年当時のプロットと使う予定だった画像(スクショ)はあるのですが、スクショとお話はかなり増やしました。
     特にムツゴ楼でのやりとりは無かったのですが…役目を終えようとしているキャラクターの演出と、ノスリンの心情の変化をきちんと描写してみようと、先月から少しずつ肉付けしていきました。
     ノスリンの「もんにょり」は思春期を経験した女子なら察せるかもしれませんが、あえて造語にしましたw

     そして8号のプロフにある「ちーちゃん」がここで初めて登場します。タコボーイははっちゃん、タコガールはちーちゃん
     ノスリンの謎ネーミングに振り回されていますが、8号もまんざらでもない様子で、地上の生態にも順応しようとしています。

     今回はノスリンから始まって、リュドミラ(リューダ)が軸となりました。シムナくんの姉ですが、ノスリンの前では「リューダ」という名の少年として接しています。

     再びノスリンと会話し、アルバイトでの実績の他にガチマが苦手な理由、友達を想う気持ちなどの内面を直接知ることで、とうとう「リューダ」としては会わない=詮索しない事を決めるまでを描きました。

    ohanasi23(25).jpg
     緑イカの「リューダ」は、ノスリンに対して「潜伏するリュドミラ」です。スプラトゥーンですから、イカのアミーボも「(シナリオ上で)潜伏する役」として演じさせたいというのをカタチにしました。
     尚、序盤のシムナくんも紫イカの姿を多用していますが、彼の場合は単なる照れ隠し(相手にヒトの姿をバラした上でイカになっている)なので性質が全く違います。
     
     本当はスパイみたいな真似はしたくないんでしょうけども、公衆の面前でヒトの姿を晒すリスクがある今は、彼女なりに考えた行動であり、生まれ育った境遇からの警戒心(金銭や名声が目的など下心のある相手を嫌悪する部分)によるものです。
     ついでに元のガールの個性を消して「擬態が不自由な少年」を演じ切った(序盤ではパシリまでして見せた)せいで、ノスリンはすっかり「リューダくん」と信じてしまったようですがw

     もともとタチウオ限定・通りすがり程度。滅多に会えない子…という位置なので、幕引きもアルバイトを急かすことでアッサリめにしました。

     今回シムナくんは出て来ませんが…前回の流れから察してあげてください。


     尚、お話としては終幕に向かっていますが、実は結末をどうするかは数パターンあって、さらに最近また書き始めたせいで新しいパターンも思いついたりで、決めかねていたりします。
     次回更新はいつになるかは分かりませんが、できるだけ2021年内めざして頑張ります。期待せずお待ちください。

    ※スクショの一部は合成・加工を施しています。


    (´ω`) ありがとうございました








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