エミリア編、
クーン編をクリアしましたので、次は
ブルーのシナリオをプレイしていきます。
3人目は人間(ヒューマン)の術士「ブルー」を描いたお話です。初代では、賛否両論かつ
衝撃的なエンディングである事も有名()だったりします。
また、他の主人公では、仲間キャラを集めるサブイベント「術の資質習得」がありますが、ブルーはそのイベントをメインに展開していくシナリオです。
サブがメイン…どっかで聞いたようなw
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バトルの面では剣や銃など物理攻撃の方がお手軽で爽快感があるサガフロですが、ブルーはシナリオ開幕から術を使わせるに適したステータスを持つ頭脳派キャラです。
種族としては人間(ヒューマン)である事は変わりませんので、武器を持たせても他の人間キャラと同じように(閃いて)習得させることは可能です。
サガフロ世界の「術」 サガフロ世界の「術」は一般的なRPGでいうところの「魔法」を意味します。一部に例外的なキャラクターもいますが、主に
人間(ヒューマン)か
妖魔が習得することができます。
それぞれバトル中に発動に必要なパラメータ部分も異なり、剣や銃などの物理攻撃が「WP(技ポイント)」なのに対し、術は「JP(術ポイント)」を消費します。
JPを増やしたい場合は
バトル中に術を使うことでしか増やすことができませんので、どんな術でもいいので使って鍛えていく必要があります。
同時に、術の威力はステータス上のINT(知力)、WIL(集中力)、PSY(霊感)の数値が高い程、成功率やダメージが底上げされます。
お約束ですが、脳筋キャラに術(魔法)を習得させても期待できないのは、どの世界でも同じ理屈かと。
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「術」を売っているリージョン
・ルミナス(陰術or陽術)
・ドゥヴァン(印術or秘術)
・京(心術)
・ファシナトゥール/根っこの街(妖術)
・マジックキングダム(魔術)
各リージョンで「販売している術」を買って、用いたいキャラのスキル欄に装備し、あとは発動コストを満たすJP(術ポイント)さえあれば、バトル中で実際に発動させることができます。
そして、それぞれの術には「資質」と呼ばれるライセンスのようなものがあり、資質を習得することで
店頭では販売していない上位の術を閃く事が可能になり、いわゆる禁忌的な術も存在しています。
また、陰術と陽術、印術と秘術のように
相反する関係にある術が殆どで、資質の習得や購入は相反するどちらか1つだけ(持っている場合は術を捨てる)を選ぶことになっているのが慣例です。
オマケに妖術(妖魔の術)と魔術(人間の術)の資質は作中では得られません。また、心術の資質は人間(ヒューマン)専用という決まりもあります。
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尚、WP(技ポイント)とJP(術ポイント)も相反する関係にあります。両方のスキルをセットできますが、発動コストを1ポイント抑えられる「達人」にしたい場合は、技か術のどちらかを選ぶしかありません。
さいごに、
既に主人公が習得してしまった資質、途中参加したキャラはリトライできませんので、術士キャラを育てたい場合は
計画的な取得が必要になると言えますね。
私がプレイしているのは
ニンテンドースイッチ版(DL専売)です。また、サガフロ自体は20年以上のタイトルであることから
「ネタバレは概ね解禁済み」とみなし、この記事ではエンディングまで(ダイジェストに)記録していますので、閲覧は自己責任でご覧頂きますよう、予めご了承ください。
シナリオ部分は必要最低限のみ。特に会話シーンなどは大幅に端折っておりますので、実際にプレイして確かめてくださいね!
開幕から言い渡される過酷な命令
場所はマジックキングダムというリージョン。そこでは数ある術のうち人間のサイキック能力から誕生した「魔術」という分野に特化した研究施設が多く、有名な(人間の)術士を多く輩出している事でも有名な土地です。
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ブルーはマジックキングダムで生まれ育ったエリート術士のひとり。今日はその修了式が執り行われ、より術士としての腕を磨くため、リージョンの外へ行くことも許可されました。
そこから間もなく、ブルーの双子の片割れである「ルージュ」に関する話題になり、彼もまた別の場所で終了式を執り行っている模様ですが、なんと…。
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完成された術士になるために、実の兄弟である筈の彼を殺さなければいけないという…ムチャクチャな命令が下されます。
ブルーは運命として受け入れるしかないのでしょうか?
ブルー編の特権「ゲート」
ブルーは主人公キャラの中で唯一「ゲート」を習得している魔術使いで、一度行ったことのあるリージョンを自由に瞬間移動することができます。
空港に行ってシップに乗る必要が無くなるだけではなく、イベント中や特定の場所を除いて、ダンジョン等の中からでも瞬時に脱出することができます。
ドラクエでいう「ルーラ」や「リレミト」っぽい呪文が使える感じ。
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アイテム欄にある「リージョン移動」を選択すると、ゲートが開きます。最初のうちは術の資質が取得できそうなルミナス、ドゥヴァンのみしか行けません。
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初見プレイの方は、最初はルミナスやドゥヴァンの空港からリージョンシップに乗ってクーロンに行きましょう。
クーロンの空港は行先の選択肢も多く、あちこち乗り継いで一通りリージョン界を見て回れます。
メインシナリオに関してはドゥヴァンを拠点にして、資質を取得する順番を決めると効率がよいです。
最短プレイやRTAをしている場合は、シナリオに必要な最低限の範囲だけ行けば問題ありません。
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一度でも足を踏み入れたことがあるリージョンは、ゲートの一覧でシンボル化して表示され、以降はアイテムの「リージョン移動」から自由に行き来ができるようになります。
また、特定のイベント中や他の主人公でしか行けないリージョン(オーンブルやマーグメル等)は掲載されません。
術の「資質」を集める旅へ
マジックキングダムからゲートを発動し、ルミナスかドゥヴァンを選んで先に進めましょう。今回はルミナスに行きました。
ここもまた術や術士に特化したリージョンであり、陰術か陽術の資質を得られる機会があります。
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当然のことながら、双子の弟(ルージュ)も「完璧な術士」を目指して先に資質を集めをしている筈ですから、ブルーもモタモタしてはいられませんが…
画面の上ではこうやって急かされていますが、実際の
選択権はプレイヤーが優先される様子がありますので、先に各リージョンの下見(ゲートへの登録)や仲間集めをしてから決めても大丈夫ですw
この時点でのブルーは術士としてのステータスは高めでも、
実戦経験も無ければ共に戦ってくれる味方もいません。
資質を得るためには実力の試験として、特定のモンスター(中ボス+お供モンスターで複数の場合もあり)と戦闘して勝つ必要もあり、いずれも単身でクリアするのは厳しいです。
まずは最低限1~2チーム(ブルーを含めて10人くらい)を組める仲間を得る事も考えて行動しましょう。
資質イベントを発生させていなくても仲間は増やせる ブルーは初めて外遊しているとはいえ、無知で純粋なクーンとは異なって、ある程度の交渉術にも長けている人間です。
特にスクラップの酒場に行けば、資質イベントを発生させる前からスカウトできるキャラクターもいます。
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初回プレイの方は、リージョン移動の「ゲート」に記録するついでに、そのリージョン内も探索して、気になる人物にはいろいろ話しかけて仲間になってくれそうなキャラは種族を問わず集めておきましょう。
尚、ブルーに限りませんが2人目以降は
「能力やスキルを引き継いだまま」のスタートであれば即戦力ですので、早解きしたい方にもオススメです。
資質を集める途中でもキャラクターは増える 他の主人公と同様に「資質集めのイベント」中に、仲間になりたいと接近してくるキャラクターもいますので、序盤は1チーム組める人数(ブルーを入れて4~5人)いれば充分です。
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1チームの頭数があるだけで、ザコモンスター相手の戦闘もラクに進みますし、ブルーもまたステータスのパラメータを鍛える機会を増やせます。
ただし
控えのチームが無い分は、WP/JPの消耗やバトル中の回復は意識して「退避」する決断も必要です。
ブルーの基本シナリオ
他の主人公と同様に、リマスターにはメニュー欄に「シナリオ」の項目があります。プレイ中に行き詰まって何をしたらいいか分からなくなった場合は、メニュー→シナリオをチェックしておくとよいでしょう。
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今作はご丁寧に
ヒントまで載っているパターンも多いですので、サガ初心者さんや初見さんでも迷わないと思います。
極めプレイやRTAでもない限り、攻略本もいらない設計に仕上がっていると思いますw
イベントクリアに必要な「資質」 まず先に(他の主人公の)サブイベントにある、基本的な2種類(ドゥヴァンとルミナスで扱っている術)を取得すれば、そこから先へ行していきます。
★印術(ルーン)or秘術(カード) ドゥヴァンで得られる術と資質です。印術(ルーン)は主にステータス向上などの補助魔法が主体、秘術(カード)は攻撃魔法を軸に補助魔法がいくつかある感じです。
エミリア編で登場した「ルーンの石碑」も、ディスペアにあったルーンのひとつでした。
ブルー編では「石」と「カード」は両方を得ることはできますが、片方のひとつでも取得イベントを開始してしまった場合はそちらが優先され、もう片方は発生しなくなります。
もう片方の資質はイベントだけは発生できますが、資質は仲間の人間・妖魔キャラが習得する形になります。
★陰術or陽術 ルミナスで得られる術と資質です。文字通り、太陽光のような光を使う陽術と、影や闇を操る陰術となります。陽術は攻撃と回復、陰術は攻撃と補助という印象ですので、好みで決めて問題ないかと。
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陽術の場合は、光の迷宮と呼ばれる場所に転送されて、迷宮に光を通すパズルを解くことでクリアになります。
陰術の場合も同様に試練用のリージョン(オーンブル)に飛ばされ、自分の影(ダミー)を探して戦うなどの謎解き+戦闘要素があります。
今回のプレイでは「秘術」と「陽術」の資質を選択しました。ドゥヴァンとルミナスの資質イベントは、
他の主人公ではサブイベントとして発生します。
仲間キャラあつめ、キャラクター育成の経験値稼ぎ、上位の術を習得させて連携のバリエーションを増やすなど、賢く利用していきましょう。
尚
「心術」は未収得でもシナリオが進むようですので、
終盤で余裕があったら「京」というリージョンに習得しに行くのもよいでしょう。
兄弟対決の時
資質を集めていくと、さらに「特別な術が存在する」という噂を知ることになり、今度はそれらの資質も狙っていく展開になります。
ここからは
強制的に進行して行く展開が多いです。それまでに各地のダンジョン等を使って仲間キャラを強化しておき、特殊なキャラクターに話かける前にはセーブをしておくことをオススメします。
★時術と空術 ドゥヴァンのある地点にいる、巫女さん風のキャラクターが教えてくれますので、まずは探して訪ねてみましょう。
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ルミナスとドゥヴァンで習得できる、2種類の資質を習得していなければ「お前には資格がない」と塩対応ですが、資質を得てから話しかけることで、その「術」がある場所を教えて貰えるようになります。
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ちょっとした「おつかい」があったり、パズルを解くなど試される展開を経て、ようやくたどり着く存在のようです。
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時術は妖魔・時の君(ときのきみ)が、空術はモンスター・麒麟(きりん)が資質の所持者です。今回は彼らから試練を受けて資質を得る展開ではなく、彼らを
倒して資質を奪い取る手段しか無いようです。
この状態はまさに
「ころしてでも うばいとる」まんまですね。どっかの旧作のSaGaで見たことが;
キャラクターも青か灰色かの「色」繋がりですし、初代サガフロ当時はここでデジャヴな状態になったプレイヤーさんも多かったと思いますよw
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時術の資質保持者「時の君(ときのきみ)」と直接対決です。引き継ぎ時にモンスターのレベルを下げていてもかなりの強敵です。
特に、時間を止める大技・オーヴァドライヴを発動されると、
連続8回攻撃を仕掛けられ、
鍛え上げたキャラでも全滅する事もあります。やや運ゲーでもあります;
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辛勝ではありましたが撃破。ブルーが資質を継承しました。これで最初から持っていた魔術と含めて4つ…欲しい資質は全て習得できたと言えます。
時の君も、麒麟も、本来は敵ではありません。強い力を持つ自覚があるからこそ、あえて俗世間から離れるように、異空間で静かに暮らしていた筈です。
また、他の主人公では概ね協力してくれる存在だけに、本当にこれでよかったのかな?と、考えさせられますね。
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今のブルーにはもう、片割れのルージュを倒す事しか頭に無いようです。出口に触れてこのセリフが出た後は引き返せず、すぐ
ルージュとの対決になります。
時間妖魔のリージョンと、麒麟の空間は特殊な場所のひとつ。
リージョン移動の「ゲート」も使えない状態ですので注意しましょう。
ルージュとのタイマン対決 ブルーとルージュ。仲間キャラたちが見守る中、巨大な月を背景に、不思議な空間でその戦いは始まります。
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「術」対「術」のぶつけ合いが始まります。背景で何かがクルクル回って「○○空間」という演出が入ります。
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例えば「時術空間」の時に「時術」を発動させると、次のターンでJP(術ポイント)かフル回復する仕組みです。
このタイミングを見て、術を使い分ければ無限に高威力の術を連発させることもできますが、ルージュにも同じ効果の環境が与えられていると言えるでしょう。
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命令であり、やるかやられるかの仕方ない展開とはいえ、トドメを刺すブルー…とうとうルージュが力尽きました。
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沈黙の状態ですが、ここで何故かスタッフロールが入ります…今こうしてみるとちょっとシュールですね;
・
・
・
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そして対決した後、ブルーは自分自身の内側に起きた、ある「変化」に気付きます。そして、双子と呼ばれていましたが、片割れは片割れ…その言葉の真意にも気付いたようです。
その真相と目的を確かめるため、今度は故郷であるマジックキングダムへ戻る事にするようです。
真実と共に終焉へ
故郷のマジックキングダムに帰還すると…まるで戦争でもあったかのように街は破壊されており、モンスターが徘徊するまでになっていました。
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ブルーはマジックキングダムの中枢とみられる場所に踏み入れていきますが、倒れている術士たちは
「封印が破壊された」と言って事切れていきます。
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そしてその途中で、自分自身の出生の秘密と目的、マジックキングダムの本当の役目を知ることになります。
人間としての倫理を問われそうな重たい内容で、彼の心情は察するに余りありますが…事実を知り得た上で、何かの覚悟を決めたようです。
ここから先の展開は、ラストダンジョン&ラスボス戦となり
戻れなくなりますので、キャラクターを強化&セーブしてから挑むことをオススメします。
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言葉では「地獄」と呼ばれていますが…そこは真逆のイメージの、まぶしい空間が広がっています。天使のようなキャラクターも舞っていますが…触れてみれば、ここが「地獄」であることがよく分かります。
入り口に回復ポイントがありますので、勝てなかった場合はここで鍛え直してリトライするのもよいでしょう。
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最深部に黒い繭のようなもの…これがラスボスの「地獄の君主」です。全体攻撃やステータス異常の攻撃を仕掛けてくるので、連携を重視した総力戦で挑みましょう。
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なかなか勝てない場合は、回復ポイントのある入り口付近を拠点に、ブルーのステータスのうちQUI(運動性)を上げるように鍛え直し、ラスボス戦で時術「タイムリープ」を連発して、相手の手数を減らす作戦をオススメします。
そろそろトドメか!?…と、思ったタイミングで急に暗転し始め…
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はい。これで
「ブルー編」はクリアです。その後、ブルー(+ルージュ)はどうなったのか誰も知りません。
マルチエンディングではないので、このまま画面が
システムデータ更新に切り替わるまで待つしかありません。
いやホント、あらためて24年ぶりにクリアしても、この終わり方は不思議で仕方ありません。今となってはRPG史に残る「伝説の終幕」と呼べる一例だと思いますw
今回はここまで。 サガフロの主人公の中でも、ブルーは代表ともいえるキャラクターです。シナリオ自体は短いのですが、サガフロ世界の「術」における基本ルートがすべてわかるので、最初にプレイする主人公として選ぶのも一興と思います
序盤は術の資質を得る為なら、だれでも利用してやるという狡猾そうな性格に見えますが、シナリオ終盤に真実を知るや否や、内なる「もう一人の自分」と呼応しているのか、言動が少し変化している所も見所です。
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ルージュ戦が終わると「シナリオ」の画面にあるイラストも「ブルー+ルージュ」の構図に切り替わっていました。
こういう小さな演出が
古参プレイヤーのハートにヴァーミリオンサンズなんですよね、ホントよく分かってらっしゃるw
ブルー編での推しは…メチャクチャ矛盾してて申し訳ありませんが
ルージュです。他の主人公の時にお世話になりっぱなしですからねw
しかも、今は加入させても術より剣術をぶっ放してます。頭脳派の筈が(勢いで)脳筋にしてしまうのは、もはや私のさがです。サガだけに。
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ここまでブルーを軸に(セオリー通り)書いてきて何ですが、実はブルー対ルージュのタイマン戦には
「勝ち負けという概念が存在しない」んです。
これだけで私が何を言いたいか通じる方がいたら、かなりのサガフロ通の方とお見受けします。要は、リマスターで引き継ぎプレイをするならルージュの方がお得まであるよねって話です。
私のプレイ日記では会話シーンは殆ど省いてます。サガフロの世界観は、各キャラの
会話の端々から空想という名の妄想を楽しんでナンボのゲームでもあるからです。
これからの方や初見の方は、是非実際にプレイして確かめてみてくださいね。
(´∀`) 重い設定のキャラもまたよきかな
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