【Donut County/ドーナツカウンティ】シュールで斬新なパズルゲーム

     インディータイトルのセール期間の流れで、もう1本購入したゲームが「Donut County(ドーナツカウンティ)」です。
     スイッチ版のリリースは2018年12月でちょっと前のになりますが、始めたいタイミングに新しいも古いも無いので迷わずポチりました。

     こちらは任天堂で紹介されている年末セールではなく、2021年1月6日23時59分まで50%OFF期間中のようで、良い機会だったのでゲットしてプレイしてみました。

    ドーナツ カウンティ『Donut County』
    (別窓・マイニンテンドーストア公式)


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    画像はニンテンドーストアより引用

     任天堂公式のアカウント「インディーワールド」や、動画番組「よゐこのインディーでお宝探し生活2」でも取り上げられており、私個人も気になっていたタイトルです。

     以降は実際のプレイ日記(エンディングまで)です。会話シーンなどは概要だけにしますがネタバレは自重しませんので、未プレイの方は予めご了承の上でご覧ください!







    「穴」を動かしてひたすら落としていく



     画面は、ひと昔前のブラウザ(フラッシュの)ゲームみたい。音楽は近代的でハイセンスなのですが、絵面はどこかレトロ感あるデザインなのも魅力。

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     動物と人間…異種族混合の世界。人間の少女「Mira(ミラ)」は自室で愛犬を愛でつつ、スマホを片手に「BK」と呼ばれるアライグマとチャット(ライン?)しているところから始まります。
     ミラはある人物の騒音がうるさくて出かけたくないという内容の話をすると、BKは「仕返ししてやるよ」と切り返し…

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     空き地のような場所にいるスクーターに乗ったキャラクターが。彼が騒音の犯人なのでしょうか?
     そして、彼の足元に現れた謎の「穴」…この穴を動かしていろいろと落としていくゲームのようです。

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     タイトルの文字も、雑草も、その周辺にあった柵も…オブジェを飲み込んで「穴」はどんどん大きくなっていき…騒音の犯人もスクーターごと飲み込んでしましました。

    (´-`).。oO(本当にこれで良いのでしょうか?というツッコミは野暮ですね…)


     「穴」を動かすのは基本的にスティック操作だけで、あとで謎解きを要するシーンでボタンが少し増えるだけです。
     とにかく挙動とか操作している感じが面白いのは事実です。いいアイデアだな~と思います。




    6週間後の世界…



     お話は唐突に切り替わって6週間後になり、舞台はなんと地下999フィートという地下世界になっています。何があったのでしょうか?

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     そこには、ミラとBKだけではなく、大勢の動物(キャラクター)たちが焚火を囲んで座っています。知り合いとか友達なのでしょうか?


     ここで個人的に惜しいと思っている点なのですが…全体を通してテキストの「固有名詞」がきちんと和名にされておらず、会話の日本語訳もイマイチで会話の真意やストーリーが一度で正しく伝わってこないのが残念です。
     時折見られる「爆」とか「*  *」という表現がありますが、これはだいぶ前のネットスラング(今では死語)で、シリアスなシーンが台無しになっている印象もあります。

     この記事でシナリオの側面を言及する場合は、あくまで私個人が解釈した範囲で記述して行きます。


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     どうやらあの「穴」のせいで、ミラやBKの住んでいた街ごと地下深くへ飲み込まれてしまったようです。

     彼らの住んでいた一帯(街)の名前が「ドーナツカウンティ」で、アライグマのBKはそこに住むドーナツ屋。彼はデリバリーを請け負っていたつもりで、ミラはドーナツ屋のアルバイトだったようです。

     BKのいうドーナツとデリバリーは「人間が食べるドーナツを配達する」ものではなく、全てを吸い込む「穴」を仕向けて、オーダーした人の掃除をしていた…という感覚だったようです。
     解釈と意見の食い違いが発覚します。アライグマのBKだけ会話が噛み合わなかったり、ちょっと毛色の違う存在に感じました。




    回想形式で進んでいくステージ



     焚火を囲んでいる住民たちは一人ずつ語り始めます。その内容は、普段の生活の中で、たまたまドーナツをデリバリーしたら「穴」がやってきて飲み込まれた…と言うものが殆どで、穴に落とされた時の状況を語っていきます。

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     キャラクターがその当時の状況を話すと、その回想と思しきシーンが再現されます。プレイヤーはそこで再び「穴」として操作する=ステージになるようです。

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     キャラクター(ステージ)を追うごとに、だんだん謎解きの要素が増えて、ただオブジェを落とすだけではクリアできなくなってきます。

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     例えばこのステージでは「穴」に水が入ってしまった場合はオブジェを飲み込めない→オブジェの「水飲み鳥」に穴の水を飲んでもらう→再びオブジェを落とす…という展開になりました。

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     殆どのオブジェが飲み込まれ、話していた当事者も飲み込まれるとステージクリアとなります。ところどころの日本語テキストがツッコミどころ満載ですが、細かいところは目を瞑ることにしますw


    図鑑の要素も

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     穴に落とした「モノ」を見られる図鑑の要素(トラッシュペディア)もあるのですが、ここでもまた独特なテキスト(キャプション)になっています。

     これらはあくまで「アライグマ(BK?)の視点」で書かれているようです。BKは地上にある他人の住まいや趣味の道具も、どこか「ゴミ」にしか見ていない印象も…




    脱出への道へ…



     そして、各キャラクターの回想を追うごとに、各々もまたこのまま地下に閉じ込められている訳にはいかない…と、地上への脱出を考える展開になっていきます。

     同時に、BKたちアライグマは他の住民とは別の目的をもっている存在であることが分かってきます。他のキャラクターと解釈が噛み合わないのは、そういった部分からだったのでしょう。

     いろいろと話し合ったところで、まだ地上に残っている住民についての話題が上がり…その人とコンタクトを取れないかという展開になります。

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     ミラやBK、住民たちは意見を交わしつつ…行動に移していきます。しかし、ドーナツカウンティの一帯はすでにアライグマに占領されているかもしれないという事実を知ることになります。




    ゴミ箱の王が待つ本拠地へ



     地上に残っていた住民とコンタクトを取ることができ、気球を借りてアライグマ達のボスがいる敵陣へ乗り込むことになりました。

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     相変わらず、ミラとBKの会話は噛み合わない印象がありますが、良くも悪くも友人でいようという意識は伺えました。

     アライグマのボスはTrash King…直訳ですが「ゴミ箱の王」と呼ばれているようで、その権力で大きな研究施設を構えているだけではなく、大勢のアライグマと研究員を従えてゴミの研究をしていました。

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     BKは友人たちの助力を得て、ボスの拠点に「穴」を侵入させて挑んでいきます。機材や研究員のアライグマも飲み込み、施設を破壊して行きます。
     中には特定のギミックやパターンを解かないと進めない展開もあり、なかなか高度なパズルでした。

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     謎を解いて最深部に進むと、そこには大量のゴミでつくられた玉座と思しきオブジェがあり…とうとう「ゴミ箱の王」が現れます。
     終盤は直接BKを呼び出し、甘い言葉を投げかけて仲間に引き入れようとしますが…


     ここからは実際にプレイして確かめてみてくださいね!




    そして脱出と復興へ



     最終戦を無事に乗り切り…地下から地上へ脱出する目途がたちます。地下999フィートの地下には、大きなエレベーターが完成し、住民たちは次々に地上へを帰っていきました。

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     そしてとうとう、ミラとBKも帰還です。過去は色々あったけど、これからはもっと仲良くできるといいですね。

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     エンドロールの序盤は遊べる仕掛けのようで、ドローンからの視点でしょうか?…操縦してスタッフの名前に触れていくと、地下世界に落とされていた住民たちもなぞれる演出のようです。

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     最後のエンドロールは非常にシンプルでした。絵柄や世界観はシュールでしたが、BGMも終始オシャレで飽きずにプレイできました。

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     クリア後のスタート画面。復興後のワンシーンでしょうか?…ゲームは途中から始められるようになります。

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     図鑑(トラッシュペディア)も最後のひとつが埋まりました。特にブランクは無いようなので、最終戦までクリアできればフルコンプのようです。





    プレイ日記はここまで。

     ゲームはパズル的で面白い、絵柄はシンプルで想像力を刺激してくれる、BGMはオシャレ…なので、クリアまでは3時間かかりませんでしたが、セール価格でこれだけ遊べれば充分に元を取れた感じはあります。

    …が。

     シナリオは中盤からそこそこ壮大な内容になっていき、人間のゴミ問題をテーマにしたアンチテーゼとして取り上げたかったのかな?というのも察せる内容ですが、やはりどうしても日本語テキストが読み取りにくく、感情移入まではできませんでした。

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     固有名詞は英文のまま、文体は「グーグル翻訳」そのままコピペしたような文体、死語レベルのネットスラング連発…そこだけが非常に勿体ない。ミラも日本人でいうなら女子中~高生くらいでしょうけど、流石に「爆」の連発はしないと思いますし;

     ゲームシステムは文句なしです。もし日本でのリリース込みで続編を検討中なら、シナリオに則した和訳をしっかりしてほしいとだけ思いました。
     とはいえ「買うんてぃ」して正解の1本だった事には変わりません。面白かったです!

    ヽ(´∀`)ノ 良いゲームをありがとう!







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